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肝臓病の食事を知ろう - JAとりで総合医療センター|質の高い地域医療・救急医療を提供します

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栄養部

肝臓病の食事を知ろう

20110318 101353 1305  肝臓病の食事は、以前は「高たんぱく、高カロリー、低脂肪」が大原則でしたが、現在では、病んでいる肝臓に多くの栄養を与えても、かえって負担を増してしまうことがわかっています。つまり、肝臓病の食事療法の基本は普通食を基本にした、バランスのとれた食事をとることです。

 

食事療法のポイント

  •  朝・昼・夕の3食を規則正しくとりましょう。
    「朝食抜き、昼はコンビニのお弁当、夕食はドカ食い」といったように、大食したり、食べなかったりでは、肝機能のリズムが狂います。一日三度の食事を規則的にとりましょう。
  •  毎食、主食(ご飯やパン)と主菜(魚・肉・卵・大豆製品)を1~2品、副菜(野菜)2~3品をとり、バランスよく食べましょう。
  •  一日に果物1個、牛乳コップ1杯程度をとるようにしましょう。
  •  新鮮な野菜や海藻を積極的にとりましょう。
    野菜はビタミンやミネラル、食物繊維がたくさんあります。煮たり、炒めたりしてカサを減らし、一日300~400g(そのうち緑黄色野菜を100g)をとりましょう。
  •  アルコールを避けましょう
    飲酒を続けると、肝癌になりやすいことが分かっています。どうしても禁酒できない人は、量を減らす、回数を減らすなどして、肝臓に負担をかけないようにしましょう。
  •  アルコール以外の嗜好品(ジュースやお菓子)もとりすぎないようにしましょう。
    現在の日本人は栄養過剰の傾向にあり、脂肪肝の人が多くなっています。適正な食事量を守り、肥満にならないようにしましょう。

肝臓を守るじょうずなお酒の飲み方

肝臓の負担を少なくするためには日本酒で1合程度に抑えたほうがよいでしょう。また、気分や体調が悪いときは控えましょう。
肝臓がアルコールを処理できる能力は、体重1㎏あたり1時間に100~200mlです。言い換えると体重60kgの人の肝臓が、日本酒1合(アルコール22g)を処理するのに2~3時間はかかることになります。

  • 日本酒1合(180ml)に相当する量は、

  • ビール(540ml)中ビン一本

  • ウィスキー(65ml)ダブル1杯

  • ワイン(240ml)グラス2杯

  • 焼酎(110ml)0.6合になります。

 

  • 毎日続けて飲まないようにしましょう。アルコールを体の中から抜く日をもうけて、肝臓だけでなく、胃腸にも休みをあげましょう。
  • 週に2日は「休肝日」を作りましょう!