血液内科
医師のご案内
氏名 | 役職 | 専門医・資格など |
---|---|---|
伊藤 孝美 (いとう たかよし) |
部長 |
血液指導医 日本内科学会総合内科専門医 臨床研修指導医 医学博士 |
小川 晋一 (おがわ しんいち) |
科長 |
血液内科専門医 日本内科学会総合内科専門医 |
宮本 佳奈 (みやもと かな) |
医師 | 内科認定医 血液内科専門医 |
他、非常勤 1名
血液内科について
血液内科のご紹介
当院の血液内科は平成12(2000)年度に開設され、2015年度からは2人体制となり、さらに2017年度からはさらに1名が加わって、3人体制となっています。
当院で扱っている血液疾患は白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等の造血器腫瘍から、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫斑病を含めた多岐にわたっています。また、2011年11月よりJALSGに参加しており、日本の造血器腫瘍の治療成績や治療の質の向上にかかわる臨床研究を行っています。
2019年度の血液内科の入院患者数は156名と前年をかなり下まわりました。これは2月中旬以降、新型コロナウイルス感染対策のため、スタッフ1人が欠員となり、新規の紹介患者をほとんど受け入れなかったことも影響しています。
入院症例の内訳は急性骨髄性白血病9例、急性リンパ性白血病1例、悪性リンパ腫51例、多発性骨髄腫15例、骨髄異形成症候群19例、特発性血小板減少性紫斑病3例、再生不良性貧血1例などでした。
予約外来は2人が週2回(火・木午前/木・金午後)に加えて、さらに水午後も行っています。新患外来はこれまで通り、週1回金午前に行っています。また、土曜日も非常勤で筑波大学血液内科教授が予約外来診療を行っております。外来では通常の診療以外に、骨髄穿刺検査・輸血・化学療法などの検査や治療なども行います。とくに外来での化学療法施行件数は、年々増加しており、2000件に近くなっています。
なお、患者さんのご紹介ですが、お待たせしたくない時は病診連携室を通して予約してもらえるとよいかと思います。ただし、白血病が疑われる場合など緊急性が高い場合は、電話で直接ご連絡ください。できるだけ受け入れたいとは考えておりますが、病棟ベッドが満床で当日の対応が難しいこともあり、数日お待たせすることもあります。申し訳ありませんが、その際はご容赦ください。
治療は県内の関連施設が集まって毎年改訂・作成するマニュアルをもとに行っています。急性白血病などの治療で必要な無菌室は新規2床+旧2床が使用できます。また、治療の際には病態・疾患をできるだけわかりやすく患者さんに説明するよう常に心がけ、不安を少しでも軽減するように努めております。
移植に関しては、自家造血幹細胞移植を行う体制を整えております。適応と思われる症例については積極的に受け入れたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。ただし、同種移植については当院では行えないため、筑波大学関連病院等と随時連絡をとり、適応および施行施設・予定日などの検討をしています。
認定施設状況
2011年 4月 「血液内科学会認定研究施設」認定
2011年11月 「JALSG(日本成人白血病研究グループ)」参加
診療統計
入院患者内訳
|
2014 年度 |
2015 年度 |
2016 年度 |
2017 年度 |
2018 年度 |
2019 年度 |
急性白血病 | 13 | 14 | 12 | 10 | 13 | 10 |
悪性リンパ腫 | 41 | 49 | 52 | 53 | 56 | 51 |
多発性骨髄腫 |
9 | 25 | 20 | 20 | 20 | 15 |
骨髄異形成症候群 | 11 | 15 | 14 | 20 | 12 | 19 |
その他の造血器腫瘍 | 4 | 7 | 7 | 3 | 7 | 5 |
その他血液疾患 |
10 | 6 | 11 |
9 |
7 | 10 |
血液疾患以外 | 1 | 3 | 2 | 2 | 1 | 1 |
症例数合計 | 89 | 119 | 118 | 117 | 116 | 111 |
のべ入院合計 | 122 | 164 | 156 | 168 | 205 | 156 |
化学療法件数
2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
外来 | 671 | 493 | 1313 | 1793 | 1667 | 1895 |
入院 | 686 | 1008 | 326 | 894 | 595 | 446 |
化学療法総件数 | 1357 | 1501 | 1639 | 2687 | 2262 | 2341 |