リビングウィルについて
事前指示書 リビングウィル
現代医療の進歩はめざましく、多くの難病も克服されてきました.しかしその狭間で新たな倫理的課題も生じています.病気を克服できなくても生命を維持する術が拡充し、患者さんの意思に関わらず、延命を図ることが可能になってきました.脳死や植物状態だけでなく、末期癌など不治の病に陥ったとき、医療に期待する人の思いはそれぞれです.己自身か、家族かによってもその希望は異なるかもしれません.
医療スタッフは無論、患者さんの生命を守ることが使命です.しかし、患者さんの思いに添った看護・治療も決して蔑ろにはできません.医療という名目の下で患者さんの意思に反する行為を為すことは厳に避けねばなりません.
事前指示書(リビングウィル Living Will)は個々の人の希望が医療に反映されるようにその意思を綴った文書です.法的な拘束力はありませんが、より患者さんの願いに即した医療を行う手助けになる可能性があります.当院では希望される方にこのような意思表明ができるシステムを設けています.ご質問、ご意見等ありましたら、是非担当医にお知らせ下さい.
事前指示書ワーキンググループ 副院長 前田益孝
2014年4月1日初稿
2015年12月18日改訂
2018年6月12日改訂
2022年4月14日改訂
お問い合わせ先:
☎ 0297-74-5551㈹ 副院長 前田益孝
メールでのお問い合わせはこちら
事前指示書作成の手順
病院ホームページ、医療相談室あるいは担当医から指示書を入手.
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必要事項を記載.
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立会人(提出者の代弁者になりえる方)とともに担当医へ提出.担当医ともう一人の医療スタッフが内容を確認します.
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担当医が電子カルテ上に事前指示書の存在と内容を表示.
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スタッフは医療行為にあたり、指示書の内容を確認します.
事前指示書 リビングウィルの用紙は下記をダウンロードください
リビングウィル用紙