初期研修情報
当院のご案内
病院名 | JAとりで総合医療センター |
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開設者 | 茨城県厚生農業協同組合連合会 |
病院長名 | 冨滿 弘之 |
所在地 | 〒302-0022 茨城県取手市本郷2-1-1 |
電話 | 0297-74-5551 |
FAX | 0297-74-2721 |
toride@medical.email.ne.jp | |
最寄りの駅 交通機関 |
JR常磐線取手駅下車,バス5分 |
臨床研修病院としての特徴 |
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病院の沿革・特徴 | 取手市は茨城県の最南端、県内では東京に一番近く、坂東太郎と称される利根川とその支流の小貝川に挟まれ、守谷市、つくばみらい市、竜ヶ崎市、利根町、利根川を挟み我孫子市、柏市に隣接しています。
当院は1976年に(旧)取手協同病院と(旧)竜ケ崎協同病院が合併しこの地域に移転、増改築を重ね2011年より名称を「取手協同病院」から「JAとりで総合医療センター」に変更し現在に至ります。臨床研修指定病院、茨城県災害拠点病院、地域医療支援病院等の施設認定を受け予防医学(人間ドック、検診事業)、救急救命医療、訪問看護、在宅医療まで地域完結型の医療を展開しています。 急性期〜回復期〜維持期まで、患者さんやご家族とのコミュニケーションを大事にして切れ目のない最善の医療ときめ細やかな診療を実践しています。 |
研修責任者からメッセージ
循環器内科部長 山本 貴信 | |
2年間の初期臨床研修に求めるものは人それぞれ、多様化してきています。自分の進む診療科が決まっていて関連分野の研修を重視する人も、一定の責任の下で医療を行いながら適正を見極める目的の人もいるでしょう。熱心な指導医、多くの症例、学術的な指導など重視するものも人それぞれと思います。 当院は地域中核病院として、急性期医療中心に幅広い診療科を網羅するとともに、大病院にはないフットワークが自慢です。良好な協力関係の下、近隣の医療機関での研修も経験できます。研修プログラムも柔軟性に富み、幅広い研修のニーズに応えることができると自負しています。私たちと一緒に、未来への一歩を踏み出しましょう。 |
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プログラムの目的と特徴
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臨床研修プログラムと年次報告
いばらき夢チャレンジ臨床研修プログラム
いばらき夢チャレンジJAとりで総合医療センター 臨床研修プログラム2025年度
年次報告
- 年次報告書、研修プログラム変更・新設届出書
- 病院群の構成等
- 研修管理委員会の構成員の氏名及び開催回数
- 診療科ごとの入院患者・外来患者の数
- 研修プログラムの名称及び概要
- 臨床研修指導医(指導医)等の氏名等指導医)等の氏名等
研修の目標
Common diseaseのプライマリケアにおいて、的確な判断と処置・治療ができるように訓練する。この訓練を通して様々な所見や情報を纏めて患者さに迅速且つ最適な対応ができる臨床医を育てる。更に医療人としての必要な基本的姿勢・態度・特に患者さんと医師の関係、チーム医療、安全管理等について資質を涵養し身に付ける。
研修の期間割り:1年目研修コース
研修医1年 コース例
研修の期間割り:2年次研修コース
研修医2年 コース例
研修医向け勉強会(2022年度)
月 | 内容 | 担当診療科 |
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6月 | 呼吸困難(主に心不全)の見方 | |
神経所見の取り方とCT/MRI画像 脳卒中の診察や身体所見 |
脳神経内科 | |
7月 | 救急外来、入院患者の輸液管理 | 腎臓内科 |
胸痛の見方 | 循環器内科 | |
8月 | 救急外来での腹部エコーと腹部CT施行時のポイント | 消化器内科 |
不穏せん妄への対応と鎮静薬の使い方 | 脳神経内科 | |
9月 | 骨折の見方(小児、高齢者も含め) | 整形外科 |
胸部画像の見方(胸部X線とCT) | 呼吸器内科 | |
10月 | 入院患者の栄養管理、血糖管理 | 代謝内科 |
11月 | めまいの診察 | 耳鼻咽喉科 |
呼吸困難の見方(呼吸器疾患) | 呼吸器内科 | |
12月 | 胃薬便秘薬など消化器関連薬の使い方 | 消火器内科 |
1月 | 救急外来での高血圧患者の診察 | 循環器科 |
2月 | 不明熱コンサルトに際してしておきてほしいこと | 膠原病リウマチ内科 |
いばらき夢チャレンジ臨床研修群プロジェクト
当院は茨城西南医療センター病院(境町)、友愛記念病院(古河市)、霞ヶ浦医療センター(土浦市)と協力して「いばらき夢チャレンジ臨床研修群プロジェクト(通称、夢チャレ)」を2018年度に立ちあげました。当院を含めたこれらの4病院は中規模病院であり、病院ごとに得意とする分野が異なります。お互いの病院の弱点を補い、得意分野を活かした充実した教育プログラムの提供を行うためのシステムです。具体的にいうと、各病院で採用した研修医は2年時の選択実習期間に、病院群内で希望する診療科において研修可能であることが、このプロジェクトの特徴です。また年1~2回は著名な専門医による講習、講演会なども行われ、病院群の研修医は参加することが可能です。若いうちに様々な病院で働くことは、いろいろな面で勉強になると思います。ぜひ、夢チャレも参考にして研修病院を決めて下さい。
研修内容:コアとなる診療科
診療科目 | 主な研修内容 |
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内科 | 循環器科,消化器科,腎臓内科,呼吸器科,神経内科,血液内科・内分泌代謝内科,膠原病内科の8つの診療グループのローテイトを基本とし,各専門分野で最先端の診療を学びながら,内科全体として頻回にカンファレンスを行い,患者の病態変化に総合的に対応することを学ぶ。 |
小児科 | 小児のプライマリ・ケアに必要な技術を習得するとともに新生児疾患を含め多様な疾患の診断と治療を学ぶ。主要な診療分野はアレルギー(主として気管支喘息),新生児,神経,循環器,腎臓,内分泌,及び救急である。 |
外科 | 医療に関する基本的なことの理解と習得の上に外科的知識,技能,態度を身につけさせる。さらに消化器外科を中心に乳腺外科,血管外科を修得,腹腔鏡下各種手術や内視鏡的治療といった最先端の治療もルーチンの医療行為として体験させる。一方で,癌のターミナルケアやストーマの会や乳腺術後,胃切術後の患者会を通して幅広い医療内容を網羅することを可能としている。 |
産婦人科 | 産科,婦人科を総合的,専門的に学べる体制を整えている。産科では産科救急を中心にハイリスク妊婦を小児科と連係して学ぶことを中心とし,婦人科では良性,悪性腫瘍を中心に全分野に渡り,幅広い知識を修得することを目標としている。 |
精神科 | プライマリ・ケア臨床において,正しい精神医学的診断,治療を実施し,適切なケア指針を提示できるようにする。総合病院において比較的多く遭遇する,諸心身症・ストレス関連疾患,持続する不安・不眠・抑うつ・興奮・心気・持続する「不定愁訴」に対処できるようにする。(茨城県こころの医療センターでの研修) |
研修内容:選択科となる診療科
泌尿器科 | 悪性腫瘍,尿路結石,尿路感染,外科的内分泌疾患および神経因性膀胱について泌尿器科的検査法を通じて診断法を学ぶ。定時カンファレンスでは,研修医の計画した検査,治療方針を医学的,社会的に妥当なものかについて指導医と議論を行う。 |
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脳外科 | 頭部外傷,脳血管障害,脳腫瘍等の脳神経外科の主要疾患について,診断方法,病態生理を学び,治療方針を立てられる様にする。 また,緊急性の評価能力を養い,緊急事態に対処できる能力を身につける。 手術は開頭手術から血管内治療まで最先端の手技を経験できる |
整形外科 | 股関節疾患・脊椎疾患を中心とした慢性疾患の最新・最高の検査・治療法を学ぶことができる。その他整形外科医の基礎となる骨折を中心とした各種外傷に対する最新の治療法を学ぶことができる。 |
放射線科 | 主にCT,MRI,血管造影,透視検査の現場にたちあい,基本的な検査の手順と手技,各検査の適応と禁忌を学ぶ。 読影を実際に行い,基本的な知識を身につける。 |
麻酔科 | 全科を対象とした臨床麻酔とペインクリニックを担当している。 全身麻酔だけでなく,脊椎麻酔,硬膜外麻酔,各種神経ブロック等も研修する。術前カンファレンス,術前回診,周術期管理,術後回診を指導医師とともに担当し,その後の麻酔科全医師による術後症例検討に参加して全身管理について学ぶ。ペインクリニックでは,神経ブロックを中心とした治療方法だけでなく痛みの診断学も研修する。 |
研修医の出身大学
基幹型として
東京医科歯科大学、筑波大学、慶応義塾大学、福岡大学、国際医療福祉大学
2023年度採用5名、2024年度採用5名
協力型として
東京医科歯科大学、筑波大学、筑波記念病院
一年次 東京医科歯科大学、4名
二年次 東京医科歯科大学、4名
その他 筑波大学、筑波記念病院